経済

さらばアメリカ

大前研一氏の新刊「さらばアメリカ」を読んだ。 題名からは大前研一氏がアメリカを見捨てたような感じが受けるが、英語の題名は「So long,America! until yoou come back to yourself」となっており、昔の他者に寛容だった時代のアメリカに戻ってくれ!とい…

問題の大きさを数値でとらえることの重要さ

日経BPに小宮一慶さんの「3つの数字から「景気」の落ち込みを探る」を読んでみて、改めて今回の景気後退の深刻さを理解した。http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090205/129990/?P=1 「製品在庫率指数」とか「稼働率指数」などの用語は、今まで新聞…

生命保険の手数料

最近生命保険の原価が公表されて、話題となっている。 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081208-00000001-diamond-bus_all 30歳男性の死亡保険金3000万円の定期保険(期間10年)に支払う年間の保険料は、ライフネットが約4万円(純保険料約3万円…

ユーロが安い理由

米国よりもヨーロッパのほうが景気後退のダメージが少ないようなイメージがあったので、最近ユーロが120円切ったのを契機に20万円分のユーロMMFを購入した。しかし、今週の日経ビジネスによると、欧州の金融機関による発展途上国向けへの融資残高は3兆5…

10月の経済統計(米国)

失業率 6.5%(前月比+0.4) 就業者数 −24万人 (9月−24万8千人(修正値) 8月−12万7千人(修正値)) ISM製造業指数 38.9 今持っている日本株の評価損は−828,000円。思い切ってここで損切りするかどうか悩むところだ。

ヘッジファンドが与える影響

ヘッジファンドに関する記述が、今週の日経ビジネスと大前研一のブログに載っていたので、まとめておく。◆日経ビジネス(次の火薬庫はヘッジファンドp10〜) ・換金売り、11月に急増の懸念 ヘッジファンドの決算期が11〜12月に集中。これに併せて解約が相次…

2008年7―9月期の実質国内総生産(GDP)の速報値(米国)

2008年7―9月期の実質国内総生産(GDP)の速報値:季節調整済みの年率換算で前期比0.3%減市場予測の平均(マイナス0.5%)をやや上回る個人消費:3.1%減(1991年7―9月期以来17年ぶりにマイナス成長) 民間投資:1.9%減 住宅投資:19.1%減(11期連続の減…

米国経済の復活のカギ

なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか―信用バブルという怪物作者: チャールズ・R.モリス,Charles R. Morris,山岡洋一出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2008/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (21件) を見る今…

欧州経済のほうが米国より悪くなる?

今週の日経ビジネスの「欧州、実体経済が急減速」という記事に、欧州経済のほうが米国より悪くなる、という記述があった。理由として ・労働市場の柔軟性が米国より低く、経営者が状況に対応しにくい ・欧州各国の政府は往々にして断固たる経済政策を実行す…

バブル崩壊後のアメリカの景気、どこまで悪化するのか?

現在の経済問題でみんなが気にしているのは、アメリカの景気がどこまで落ち込むか?であろう。そしてそれは適切な対策がとられるかどうかにかかっている。そこで日本のバブル崩壊後の状況と対応をリチャード・クーの本(日本経済を遅う二つの波)を参考にし…

米経済、金融安定化の次に気をつけること

とりあえず、アメリカ経済は、金融安定化策がまとまりそうで、当面落ち着きを見せるだろう。次に注意しなければならないのは、金融安定に必要な資金を賄えるか?である。日本のバブル崩壊とアメリカとの違いは、国内の貯蓄残高の違いである。日本は、個人の…

「戦後最悪の危機」の意味

今回の金融危機のことを、ロバート・ルービンからジョージ・ソロスまで、口を揃えて「戦後最悪の危機だ」と言っているが、その意味が分かった。(以下の本より)アメリカの住宅ローンは、個人に対して貸すのではなく、家に対して貸されたことになっている(…

世界経済と日本経済の動向の押さえ方

世界経済と日本経済の動向の押さえ方(「サブプライム後の新資産運用」より)◆世界経済(=アメリカ経済) (1)アメリカの雇用統計 ・翌月の第一金曜日に発表 ・増加幅 15万以上→景気は堅調 10万以下→懸念(2)ISM製造業景況指数(新規受注、生産、在…

損切りができない人は、株をやるべからず

株の損失がとうとう100万を超えた。250万が150万になった。 こんな状態になってしまったら、売るに売れない。当分持ち続けるしかないだろう。就職してすぐ株を始めたので、かれこれ9年やり続けている。始めた時はITバブルがはじけた時だったので…