ヘッジファンドが与える影響
ヘッジファンドに関する記述が、今週の日経ビジネスと大前研一のブログに載っていたので、まとめておく。
◆日経ビジネス(次の火薬庫はヘッジファンドp10〜)
・換金売り、11月に急増の懸念
ヘッジファンドの決算期が11〜12月に集中。これに併せて解約が相次げば、さらなる株式相場の急落が予想される。
・企業年金の多くが、ヘッジファンドに投資
年金基金が多額の損失を出せば、母体企業の経営にも影響(2000〜2002年の再来)
・ヘッジファンドの総資産は約190兆円
◆大前研一のブログ(http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1196.php)
・最近の新興国の通貨の大幅な下落は、ヘッジファンドの空売りが大きく関与しているのでは?
・中国は通貨を未だに国家管理としているから、ヘッジファンドが手を出せない。
・ハンガリーやウクライナ、アイスランドに加え、新たにベラルーシやパキスタンも国際通貨基金(IMF)などの 国際機関や友好国に支援を要請し始めた。
・パキスタンが破綻したら、アイスランド(人口30万)と違って、世界経済に与える影響は大きい
(感想)
米国がさんざん贅沢して、そのツケが回って自爆。そのとばっちりを小国が受ける。小国は自国通貨下落で、インフレに悩まされているが、米国はドル高でインフレにもならない。世の中こんなんでいいのだろうか?