ヘッジファンドが与える影響

ヘッジファンドに関する記述が、今週の日経ビジネス大前研一のブログに載っていたので、まとめておく。

日経ビジネス(次の火薬庫はヘッジファンドp10〜)
・換金売り、11月に急増の懸念
ヘッジファンドの決算期が11〜12月に集中。これに併せて解約が相次げば、さらなる株式相場の急落が予想される。
企業年金の多くが、ヘッジファンドに投資
年金基金が多額の損失を出せば、母体企業の経営にも影響(2000〜2002年の再来)
ヘッジファンドの総資産は約190兆円

大前研一のブログ(http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1196.php
・最近の新興国の通貨の大幅な下落は、ヘッジファンド空売りが大きく関与しているのでは?
・中国は通貨を未だに国家管理としているから、ヘッジファンドが手を出せない。
ハンガリーウクライナアイスランドに加え、新たにベラルーシパキスタン国際通貨基金IMF)などの 国際機関や友好国に支援を要請し始めた。
パキスタンが破綻したら、アイスランド(人口30万)と違って、世界経済に与える影響は大きい


(感想)
米国がさんざん贅沢して、そのツケが回って自爆。そのとばっちりを小国が受ける。小国は自国通貨下落で、インフレに悩まされているが、米国はドル高でインフレにもならない。世の中こんなんでいいのだろうか?