9月9日の気になる経済記事

8月の中国鉱工業生産は3年超ぶり低水準、前年比+8.9%(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE88800N20120909

中国国家統計局が9日発表した8月の鉱工業生産は前年比8.9%増加で、2009年5月以来39カ月ぶりの低い水準となった。前月の9.2%から鈍化し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の9.1%も下回った。

8月の小売売上高は前年比13.2%増。エコノミストの予想(13.2%増)に一致した。前月比では1.28%増だった。

1─8月の固定資産投資は前年比20.2%増。エコノミスト予想の20.4%増を若干下回った。8月の固定資産投資は前月比1.33%増だった。

発表を受け、市場では景気浮揚のため一段の政策調整が実施されるとの見方が強まると予想される。

【今週の米株見通し】FOMCと独憲法裁判所の判断が焦点(WSJ)
http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Stock-Markets/node_508794?mod=WSJFeatures

今週の米国株式市場はドイツ憲法裁判所の判断と米連邦準備制度理事会FRB)の政策決定会合が焦点となりそうだ。ドイツの憲法裁判所は今週、ユーロ圏の金融支援プログラムについて判断を下す予定。FRBは12−13日の連邦公開市場委員会FOMC)で追加の金融緩和措置について議論するとみられている。

 今週は8月の米小売売上高や8月の米鉱工業生産(発表日はともに14日)などの経済統計が発表されるほか、アップル AAPL +0.62% がスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の最新機種を発表する見通し。