ロジカンシンキング 第一章
- 作者: 照屋華子,岡田恵子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: 単行本
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第一章 相手に伝えるということ
★まとめ
・テーマ、結論、根拠、相手に期待すること、をはっきりさせる。
・あいまいな部分は残さない
・根拠は、事実に基づくのか、自分の判断・仮説に基づくのか、はっきりさせる
◆相手に伝えるべきメッセージとは
・課題(テーマ)が明快
・必要な要素を満たした答え
結論→根拠(→方法)
根拠には2種類ある→・客観的な事実としての根拠 ・判断、仮説としての根拠
・相手に期待する反応
①相手に理解してもらう
②相手に意見や助言、判断をフィードバックしてもらう
③相手に行動してもらう◆結論が伝わらない時
・結論は課題の答えの要約(自分の言いたいことの要約ではない)
・付帯条件(状況に応じて、場合によっては)は同床異夢の温床
付帯条件を具体的に説明してから、話を進める(EX 売り上げが10%アップしてから)
◆根拠が伝わらない時
・Aが必要だ。なぜならAがないからだ。では相手が納得しない。
→根拠にならない
→なぜAが必要なのかをきちんと説明する
・「それは事実ですか?それともあなたの判断、仮説ですか?」と思わせた途端に、信憑性は半減する。
→「客観的な事実としての根拠判断」か「仮説としての根拠」をはっきりさせる。
・前提条件や判断基準を当たり前と思っていないか?
◆方法が伝わらないときの2つの落とし穴(具体性を欠く典型的なパターン)
・他の会社、10年前でも通用するような公理では人は動かない。
・修飾語で物事が具体的になることはない。
なぜ?どうして?を繰り返す
自分がその実施者の立場だったら、何を知っていれば具体的に動けるのか?
◆感度のよい受け手になるために
文章を受け取ったら、その文章の「目的」と「自分に期待する反応」をまず把握する。
◆ビジネスメールを出すときの注意
相手に期待する反応を明記すること