経済の勉強始めました!

この先人生、経済学をしらないと損すると思って、「マンキュー 入門経済学」という本を3,200円出して買ってきて勉強している。

第1章は「経済学の10大原則」。この章を勉強し終わった段階で、経済勉強し始めてよかったと思った。

トップバッターは「トレードオフ」という概念。意味は「何かを得ることは何かを失う」ということで、つまりテレビを1時間見るということは、1時間分の勉強時間を失っているということです。
そしてこの失った1時間分の勉強時間を「機会費用」という。

そして1日24時間という制約された世界で、豊かになるためには、いかに機会費用を減らすかが重要。

例えば交易。例えば1ヶ月分の労働で作れる各野菜の生産量が以下の場合
      キャベツ    ジャガイモ
太郎君    10kg       10kg
次郎君    10kg       20kg
つまり次郎君は、ジャガイモ作りが上手い。しかし機会費用で考えるとキャベツ10kg作るのに太郎君はジャガイモ10kg分、次郎君は20kg分失うわけで、太郎君の方が機会費用が少ない(ここがミソ)。

そういうときは太郎君はキャベツ作りに、次郎君はジャガイモ作りに専念し、キャベツ10kgあたりジャガイモを11〜19kgの範囲で交換すれば、お互いが一人で2種類作る時よりも多くの野菜を得ることができる。

この原理を自分の仕事にあてはめた理論が、今地味にはやっている「さあ、才能に目覚めよう」という本である。この本は自分の欠点をなくす努力をするよりも、自分の得意な分野に努力を注いで、苦手な分野はそれを得意とする人に任せなさい、そうした方が活躍でき収入が増えますよ、という趣旨である。

今国内の食糧自給率の低さが問題となっており、自給率を上げようという動きがある。ここで多額の補助金を農業につぎ込むことが、非効率だということがみなさんおわかりになると思う。そのお金を日本の得意な環境技術などにつぎ込み、その技術を輸出した利益で、農産物を輸入した方が日本は豊かになる。

いざという時困るではないか? とみなさん思われるが、その時でも米は100%自給できているので、何とかなるのではないか? せいぜい1年くらい我慢すれば、後は元に戻るでしょう。それ以上続くときは、その時に初めて国内農業に国家命令で全力を注げばいいんじゃない? 日本の技術があれば、日本人全員食わすぐらい、贅沢しなければどうって事無いと思う。

それに日本全体が冷害になったら終わりだし、石油が無いとトラクター動かない、ということを忘れている。いくら国内農業に力を注いでも、天候不順や石油危機が起きれば、まったく機能しなくなる。

食糧問題は「いざという時」をはっきりさせ、外交手段等も考慮して、もっと視野の広い視点で考えるべきではないだろうか?



この問題は農業の補助金で儲けている人達が、危機を煽っているだけでは? 
と経済をちょっと勉強しただけで、考えられるようになってしまう。

経済学は侮れない!