ナニワ金融道

最近、漫画喫茶でナニワ金融道を読んでいる。今まで真面目に働いてきた人が、ひょんな事からお金を借りることになり、最後には身ぐるみ剥がされてしまうまでの顛末が、えげつない絵とともに描かれている。要は何も分からない素人が、立て続けに来る返済のやりくりにパニックになって、悪事を働いたり、騙されたりするのが、転がり落ちる原因である。
金融屋も相手を見て、金をちゃんと返せそうになくても、持っている財産や保証人の財産を見て、巧みにお金をたくさん借りさせ、最大限むしり取ろうとする。パニックにならずに、弁護士に相談するなどして、冷静に対応しなければならない。つまり、よく分からないことを自分一人で判断しないと言うことだ。この漫画を読むと、甘い言葉をかけてくるアカの他人を、安易に信用してはいけないことが実感できる。


現在全19巻中14巻まで読んだのだが、これまでにこの漫画から得た、今後の人生に役立つ教訓をまとめておく。
・金融屋はお金を貸した本人ではなく、保証人からお金を返してもらおうと考えている
  →保証人にはぜったいなるな!
・金融屋は自分が損になることは絶対にしない
  →金融屋の言うことを鵜呑みにするな!
・手形の裏にサインをするということは、その手形の保証人になること
  →よく意味が分からないものにサインをするな!
   (白紙の紙も後から何を書き足されるか分からない)
・金貸しに関する法律がよく分からなかったら、その場で決断せずに、持ち帰って、自分で調べるなり、弁護士に相談するなりして、自分で納得してから、判断すること。
・受け取った金はその場でしっかり数えること。渡した金はその場で領収書をもらうこと。
・自動車事故を起こしたとき、自分が入っている保険屋も保険の支払いを押さえるために、嘘を言ってごまかすことがある。
  →自分でも勉強する。