東レの炭素繊維、自動車向けに

炭素繊維とは?
→プラスチックを炭素繊維で強化したもの。鉄やアルミより軽く、強度は高い。

世界販売量
→2015年には2007年の2.5倍に当たる8万8000トンになると見込まれている。

東レのシェア
→34%、世界首位

東レは現在自動車における炭素繊維の適用場所として約25カ所を想定している。1400Kgの車なら400Kg減量できる。

1400kgの内、わずか1kgが炭素繊維に置き換わるだけでも、自動車の世界販売台数を考慮すると、合計7万トンになり、現在の全需要の2倍に相当する。

課題
完成車や部品の生産工程を変えることになる
外板表面の光沢が鋼材よりも劣る
衝撃や環境変化への耐久性
補修技術
廃棄方法
値段(鋼材1kg 100円。炭素繊維 数千円)

日経ビジネス2008.11.17より)

(感想)
省エネの流れの中、素材のパフォーマンスは高い。加工技術の向上で、十分車にも応用できる。残る問題はコストだけだろう。量産化でどれだけ下げられるか。