前提を間違えると・・・

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」の水平思考の欄の第一として、
         「自分が無意識に使ってしまっている前提を疑う」
というのがある。
昨日、関口宏の新番組を見ていたら、まさにこの言葉に対する教訓について放送されていた。
それはサブプライムローンについてである。

サブプライムローンは、「3年で不動産価格が倍になる」という前提で、貸し出されていたらしい。サブプライムローンは3年たつと金利が急激に上がるので、3年ごとに新たなローンに借り換えることを、前提としていたみたいだ。

そんな事が永遠に続くわけがないことは、少し考えれば分かる。アメリカ人はそれを信じて、借り換えごとに、多めにお金を借りることで、贅沢をしていた。打ちでの小槌を持ったと、本当に思っていたみたいだ。
そして今、そのツケを世界中の人達が払わされている。

「前提を疑う」を常に意識することは、大変頭が疲れることでもある。いちいち、前提を疑っていたら、考えることが膨大になって、何も決められない。

しかし、前提が崩れると、とてつもなく大きな損害が生じる可能性があることも、事実である。
日本もグローバル社会の到来と少子高齢化社会を迎え、そろそろ色々な面で前提を疑うときがきたのでは?

今日の賢く生きるための教訓
自分が無意識に使ってしまっている前提を疑う