今週の株価見通し(7月30日〜8月3日)

今週発表される米国の経済指標に一喜一憂する展開か。31日からのFOMCはQE3先送りの見方が優勢だ。よって今週もダウの大きな上昇はなく、12,000ドル台の推移に終わると見る。ただし、EU問題の進展が何かあれば、13,000ドル台をキープし続けると思う。日本は月曜日は上がるが、後は米国、EU次第だろう。

31日:6月の米個人所得・消費支出、7月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、5月の米住宅価格指数(S&P/ケース・シラー)
FRBは31日から2日間、米連邦公開市場委員会FOMC)を開き、会合終了後に声明を発表する。FOMCのメンバーがいわゆる量的緩和として資産の買い取りで一致するかどうかについて、アナリストの間では見方が分かれている。

1日:オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の7月の全米雇用報告、7月の製造業景気指数(米サプライ管理協会=ISM)、クライスラーゼネラル・モーターズ、フォードも7月の自動車販売台数発表。

2日:週次の新規失業保険申請件数、6月の米製造業新規受注、7月の米チェーンストア売上高。チェーンストア売上高については、アナリストは悪化を予想している。

今週はファイザーマスターカード、クラフト・フーズ、プロクター・アンド・ギャンブルが決算発表を予定している。