中国旅行記1 はじめに

 投資を行う者として、急成長を続けている中国を無視するわけには行かない。しかし、中国に対するよいイメージがないので、中国に関する経済ニュースは悪いものに注意が向きがちになり、なかなか中国に投資する意欲が湧かない。

それならこれは一度中国に行くしかない! ということで年末に有給を3日間取り、12月23日より10日間の日程で中国を旅することにした。

旅の目的は中国人と中国社会を知ることなので、泊まる場所はユースホステルのドミトリーにした。
学生の時ならまだしも30半ばになって、中国のユースのドミトリーを渡り歩くような旅ができるのだろうか?と行く前までは不安であったが、今までの旅行してきたなかで今回の旅行が最高のものとなった。

やはり旅をしていて一番楽しいのは、現地の人達との交流である。ツアーで中国を旅行してただ名所を見て、中国料理を食べて、買い物をしてホテルで寝るだけだと、中国に対していいイメージは持てないかもしれない。空気は悪いし、名所もヨーロッパで感じるような文化的なすばらしさを中国ではあまり感じることはない。中国料理も専門家に言わせればたいへん奥行きのあるすばらしい料理だそうだが、高級料理店に行かなければそのような立派な物に出会えない。格安ツアーだと旅行会社がレストランに対してかなり値切っているのでたいした料理はでてこない。職場の同期が昨年ツアーで中国を旅行したが、もう中国には行きたくないというのが感想であった。

今回の私の旅も最初はそのようなイメージから始まった。しかし、旅を続けるうちに中国に対する好感度がだんだん上がっていき、最後にはまた今年も中国に行きたい! というふうに変わった。

これから今回の旅の体験を何回シリーズになるか分らないが、このブログに書き綴っていきたい。