TOEIC半年で800点、到達までの道のり(TOEIC対策4)

ここまでやれば、TOEICで600点は取れる。ただし、TOEICは他のテストのように、普通に解いていたのでは、いい点数はとれない。解き方のコツを知ってなければならない。なぜなら、問題が多く、時間がとても足りないからである。

リーディング問題の解き方については、前に紹介した中村澄子の「リーディングの鉄則」に書かれている。あとは、PART5と6を一問30秒。PART7を一問1分で解く練習を繰り返すことである。TOEICは時間との勝負でもあるので、はやく解く練習をしないと、点数は伸びない。

リスニングに関しては、キム・デギュンの「TOEIC TEST正解が見える」が参考になる。(リスニング以外でも、ボリュームはあるがこの本を1冊マスターすれば、相当力になる)

TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】

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多くの解き方のコツが書かれているが、とりあえず初心者には以下のことを覚えておくべきだ。すぐに点に結びつく。
◆PART2を解くときの秘訣
・疑問詞で始まる疑問文にはYES、NOで答えられない
・質問に使われた単語と同じ単語が含まれる選択肢は正解ではない
・ORが含まれている選択疑問文もYES、NOでは答えられない

◆PART3と4を解くときの秘訣
必ず本文が読まれる前に、問題を読んでおく。つまり、問題読む→本文聞く→解答する→次の問題を読む→次の本文聞く→解答する、という流れで解答していく。

解答時間が30秒位しかないので、この時間に3問解答して、次の問題を読まなくてはならない。初心者はどうしても遅れがちになる。遅れてきたら解答よりも、次の問題を読むことを優先して欲しい。つまり、少し考えて分からない問題は、どうせ間違えるのだから、最初から捨てるのである。それくらい問題文を読んでから本文を聞く、ということは正答率アップに効果的である。

800点取れるレベルでも、リスニングで本文を最初から最後まで、100%理解し記憶することはできない。先に問題文を読んで、問われている部分に意識を集中して聞くことで、正解を知ることができる。

私は、各PARTの前に流れるディレクションの間、PART3の問題と選択肢を読んでいる。一回読んでおけば、2回目ははやく読める。選択肢も読むと、本文の内容を推測できるのでより有効である。

だから日頃から、リスニングの問題文と選択肢も、読む練習が必要である。