8月30日の主な経済記事

7月米消費支出、5カ月ぶりの大幅な伸び(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE87T00T20120830

米商務省が30日発表した7月の個人所得・支出統計によると、個人消費支出は前月比0.4%増加しエコノミスト予想と一致した。5カ月ぶりの大幅な伸びとなり、今四半期の景気成長加速に期待が持てる内容となった。インフレ圧力が収まり、実質消費の追い風となった。PCE価格指数は前月比横ばい。6月は0.1%上昇していた。前年比では1.3%上昇と、2009年10月以来の小幅な伸びとなった。

世界経済見通し、最大のリスクはユーロ圏=ムーディーズ(WSJ)
http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_503864?mod=WSJFeatures

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは30日に発表したマクロ経済リスクに関する報告書で、世界経済の回復は、ユーロ圏債務危機が重しとなって失速の危機にひんしていると警告した。
また、現在では新興国経済の成長が従来予想されたほどではないと見込まれているため、今年の世界経済成長率は2011年や10年に比べ大幅に減速する、との見通しも示した。

世界経済の成長に対する主なリスクの1つは、ユーロ圏のリセッション(景気後退)が予想以上に深刻化することだと指摘した。この景気後退の深刻化については、信用収縮の悪化などによって拍車がかかると予測している。
米国で2013年に突然かつ急激な財政緊縮が起きる、いわゆる「財政の崖」も世界経済の成長へのリスクを高めているとした。
このほかリスク要因として、インドや中国、ブラジルなど主要新興国が急減速して「ハードランディング」する可能性や、地政学的リスクからオイルショックが発生する恐れを挙げた。