H24.8.16の主な経済ニュース

7月の米CPIは前月比変わらず、FRBに追加緩和余地(ロイター)

労働省が15日発表した7月の米消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前月と比べて2カ月連続で横ばいとなり、前年比では1.4%上昇と2010年11月以来の小幅な伸びとなった。高止まりする失業対策として米連邦準備理事会(FRB)に追加緩和を行う余地を与えるとみられている。

景気下ぶれ圧力、依然大きい=中国首相(WSJ)

中国の温家宝首相は15日、国内経済は引き続き下ぶれ圧力にさらされており、現在の経済問題は長期化するかもしれないとの認識を示した。国営のラジオ局やテレビ局が伝えた。

米経済、スタグフレーション復活の恐れ(WSJ)

今後インフレが高まることは、目に見えている。すでに干ばつにより、穀物相場が急騰している。食肉価格もすぐに上がるだろう。食料品を別としても、自動車や衣料、住宅、そして言うまでもなく医療など、必需品全体がすでに値上がりしている。

FRBがさらに緩和すれば、統計上のインフレは大きく上昇するだろう。財政政策を引き締めれば、米経済はおそらくリセッションにまた陥るだろう。どちらの可能性も高いと思われるので、懸念すべき材料にスタグフレーションを加えておくべきだろう。

米国がQE3をやるのも簡単ではないな。