派遣社員を取り巻く流れ

今日、派遣としてこの会社で1年働いている人と知り合いになった。親切にいろいろ教えてくれた。その人はこの会社が3社目で、いずれも同じ分野の会社で、同じような仕事をしてきていた。

その人の話を聞いていて思ったことは、正社員と派遣社員を取り巻いている流れが違うということである。

正社員の人に対して、会社側はその人を成長させようと、難しい仕事にチャレンジさせたり、研修を受けさせたりする。

それに対して派遣社員には、日常のルーチンワークをさせる。まさしくお手伝いである。

なので、派遣社員はこの流れに身を任せていると、あるレベルで自分の能力が上がらなくなる。そして給料も上がらない。

よってどこかでこの流れに逆らって、正社員として雇ってもらえるだけの、能力を頑張ってつけないと、年を取るにつれて、仕事がなくなってしまう。自分の将来を真剣に考えないといけない、とつくづく思った。

しかし、これは正社員も同じことである。米国ではフリーエージェントとして(つまり独立して)働く人が、労働人口の4分の1を占めている。

自分の好きな仕事をしたいと、という考えが背景にあるのだが、もう一つの理由として、企業の寿命が短くなる反面、個人の寿命は伸びて、会社より長く生きるようになった、ということも関係している。

つまり、みんな真剣に自分のキャリアデザインを真剣に考えないといけないと、いうことだろう。