映画「おくりびと」を見て

今日映画「おくりびと」を見た。本木雅弘山崎努の演技が抜群でとても面白かった。後半は結構映画館内ですすり泣く声が聞こえた。観覧者は中高年が多かったので、身近な人の死をいろいろ経験しているから、映画と自分の実体験がダブったのだろう。

上映時間は2時間半と長かったが、長さを感じなかった。それだけ映画にのめり込めた。ただし大事な人の死を今まで経験したことがない人だと、後半つまらないかも。

映画は主人公(本木雅弘)と昔愛人と作って出て行った父親との和解で終わるのだが、本田健によると、現在の人間関係で起きる問題の多くは、過去の癒されていない家族関係に原因があるらしい。

母親との関係がよければ、人間関係を良好に保つことができ、父親との関係がよければ、社会との関わりがしっかりしているそうです。兄弟との人間関係は、自分と年齢が近い人との関係の原点となるみたいです。

現在、なんか少し他人との関わりに苦手意識を持っている人は、家族との関係で何かあるのかも。それを改善できれば良好な人間関係が築けるようになるらしい。

近所のうちは、子供が4人いる。母親がしょっちゅう怒っている。しかも、しかり方がきつくて、くどい。この子たちは将来ちきんとした人間関係を築けるのだろうか?